株式会社ずんだもん技術室AI放送局

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株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20260513

2026年05月13日

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内容紹介

とほほのClaude Code入門 - とほほのWWW入門、Interaction Models: A Scalable Approach to Human-AI Collaboration、Slack上でインフラのトラブルシューティングができるAgentの設計と実装、新連載を考える漫画家と編集 - 原作:じゅうあみ / 作画:えの / 第3話 殺し屋漫画編 HEROS Web(コミプレ)

出演者

ずんだもん
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本記事は、Anthropic社が提供するAIコーディングアシスタント「Claude Code」の基本的な使い方から応用機能までを網羅した入門ガイドです。新人エンジニアの方でも、これを読めば「AIを単なるチャットツールではなく、実務のパートナーとしてどう使いこなすべきか」の全体像を把握できます。

1. Claude Codeとは?

Claude Codeは、プログラムの生成やバグ修正、リファクタリングを対話形式で行えるAIエージェントです。特徴的なのは、コーディングに留まらず、GmailやGoogleカレンダーとの連携、売上データの分析など、「ビジネスパートナー」としての役割も果たせる点にあります。CLI(コマンドラインインターフェース)版を中心に、VSCode版やWeb版など、開発スタイルに合わせた複数の形態で利用可能です。

2. 基本的な設定とルール管理

エンジニアとして使いこなすための肝となるのが「ルール設定」です。Claude Codeでは、以下のファイルで挙動を制御します。

  • CLAUDE.md: プロジェクトごとの基本ルールを記述します。「回答は日本語で」「勝手にpushしない」「テストはpytestを使う」といった開発規約をAIに守らせるための「指示書」です。
  • settings.json: コマンドの実行許可設定など、システム的な挙動を管理します。
  • MEMORY.md: AIが対話を通じて学習したプロジェクト固有の知識を記録します。

3. 強力な拡張機能

単なるチャットを超えた高度な機能が備わっています。

  • サブエージェント: 特定のタスクに特化したAIアシスタントを別途作成し、並列で作業させることが可能です。
  • LSP / MCP連携: 言語サーバー(LSP)や外部ツール(MCP)と連携することで、コード補完の精度向上や外部データの参照がスムーズになります。
  • プラグインとフック: 応答終了時に特定のスクリプトを実行するなど、既存の開発フローへの自動組み込みが可能です。

4. 現場で役立つコマンドとTips

効率的な開発のために、多くのスラッシュコマンドが用意されています。

  • 履歴管理: /clear/compact を使って会話履歴を整理することで、消費トークン(コスト)を抑えつつ、AIの思考をクリアに保てます。
  • プランモード: Shift+Tab で切り替え可能な「プランモード」では、実際のコード修正前に実行計画だけを立案させ、レビューすることができます。
  • リモート監視: /remote-control を使うと、PCで実行中の重たいタスクの進捗を、外出中にスマホのClaudeアプリから確認できるといった便利な使い方も紹介されています。

まとめ

Claude Codeは、指示待ちのツールではなく、エンジニアが「ルール」と「環境」を整えることで真価を発揮する強力なエージェントです。まずはCLIをインストールし、自分のプロジェクトに合わせた CLAUDE.md を作成することから始めて、AIとの共同開発を体験してみてください。

引用元: https://www.tohoho-web.com/ai/claude-code.html

Thinking Machines社は、人間とAIが自然に協調するための新しいアプローチ「Interaction Models(インタラクションモデル)」を発表しました。従来のAIモデルは、人間が入力を終えるまで待ち、AIが回答を生成し終えるまで次の入力を受け付けないという「ターン制(交互通行)」の制約がありました。本モデルはこれを打破し、音声・動画・テキストをリアルタイムで並行して処理し、人間同士のようなシームレスな対話を可能にします。

【アーキテクチャの革新:二段階の連携】 本システムは、即応性と高度な知能を両立させるために、役割の異なる2つのモデルを組み合わせたハイブリッド構成を採用しています。

  1. インタラクションモデル(即応担当): 200msという極めて短い単位(マイクロターン)で入出力を継続的に処理します。ユーザーの話を遮る、相槌を打つ、あるいは映像の変化を瞬時に察知して発話するといった、リアルタイムな「存在感」を担います。
  2. バックグラウンドモデル(思考担当): 複雑な推論、ツールの実行、Web検索などの「重い処理」を非同期で実行します。その結果は、対話の流れを壊さない適切なタイミングで会話の中に統合されます。

【エンジニアが注目すべき技術的ポイント】 ・ネイティブ・マルチモーダル処理: 外部の音声認識(ASR)や音声合成(TTS)を繋ぎ合わせるのではなく、モデルが音声信号や画像パッチを直接処理する設計です。これにより、システム全体の遅延が抑えられ、より賢い「協調」が可能になります。 ・推論の最適化: 低遅延を実現するため、SGLang等のライブラリへストリーミングセッション機能を追加し、メモリ割り当てのオーバーヘッドを削減しました。また、学習と推論で結果がブレないよう、カスタムカーネルを用いた決定論的な実装が行われています。

【実現される新しい体験】 このモデルにより、AIは単なる「質問回答ツール」から、作業を共にする「エージェント」へと進化します。例えば、プログラミング中の画面を見てリアルタイムにバグを指摘したり、運動中の映像を見て「あと3回です!」とカウントしたりといった、視覚と聴覚を駆使した能動的なサポートが可能です。

新人エンジニアにとっても、従来の「プロンプトを投げて待つ」というLLMの常識を覆す、次世代のAIエージェント設計の指針となる重要な技術発表です。

引用元: https://thinkingmachines.ai/blog/interaction-models/

本記事は、Ubie株式会社のSREチームが開発した、Slackからインフラの調査や問い合わせ対応を自律的に行う「Infra Agent」の事例紹介です。新人エンジニアの方にとっても、AIエージェントを実務に投入する際の「セキュリティ」と「利便性」をいかに両立させるかという、非常に実践的な設計思想を学べる内容となっています。

1. 背景と解決したかった課題 SREチームには、デプロイ失敗の調査やTerraformのエラー対応など、専門知識を要する問い合わせが日々寄せられ、大きな負荷となっていました。当初は各エンジニアのローカル環境でAI(Claude Code等)を活用していましたが、「個人の環境構築の手間」「セキュリティ設定のばらつき」「チーム内での知見共有の難しさ」といった課題に直面しました。

2. Infra Agentの仕組み これらを解決するため、Cloud Run上で動作するSlack Botを構築しました。AI(Claude Agent SDK)が、gcloud、GitHub、Sentry、Honeycombといった開発に不可欠なツールを自律的に操作し、インフラのメトリクスやログを直接調査します。

3. 最大の特徴:ネットワークレベルでの安全確保 AIに自由な操作を許可すると、悪意のある入力(プロンプト・インジェクション)によって機密情報を外部に送信させられる等のリスクが生じます。 本プロジェクトの画期的な点は、「AIの機能を制限する」のではなく、「ネットワーク層で被害を封じ込める」アプローチをとったことです。エージェントが動く環境からインターネットへの直接通信を禁止し、全ての通信を監視用プロキシ(mitmproxy)経由に強制しました。プロキシが通信内容(HTTPS)を復号して検証し、許可された特定のGitHubリポジトリやAPI以外へのアクセスを遮断することで、AIに強力な権限を与えつつ、万が一の暴走や攻撃を防ぐ堅牢な仕組みを実現しています。

4. 導入後の成果 Slackの通知スレッドからそのままAIに調査を依頼できるようになったことで、目覚ましい効果が得られました。

  • 問い合わせチケット件数が20%減少(AIの回答だけで解決するケースが増加)。
  • 解決までの時間が31%短縮
  • 人手を介さない「AI単独解決率」が12.5%を記録。

まとめ セキュリティの責務をアプリケーションではなく「インフラ(ネットワーク制御)」に持たせることで、AIの利便性を最大限に引き出した事例です。今後AIを活用した自動化ツールを開発するエンジニアにとって、非常に参考になるアーキテクチャと言えます。

引用元: https://zenn.dev/ubie_dev/articles/b712ec880ac038

漫画家の諏訪先生と編集者の辺見が、新連載に向けて企画会議を繰り広げるコメディ作品です。先生の独特な読者分析や、作画コストを抑えたいという本音など、クリエイターなら思わず共感してしまう「ものづくり」の裏側がユーモラスに描かれています。エンジニアにとっても、設計における理想と現実の葛藤を笑い飛ばせるような内容です。新人の方も、創作の苦労と楽しさを感じながら息抜きに読む一冊として最適です。

引用元: https://viewer.heros-web.com/episode/12207421983567372051

(株式会社ずんだもんは架空の登場組織です)