株式会社ずんだもん技術室AI放送局

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株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20240531 ※6/14まで平日試験配信中

2024年05月31日

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内容紹介

AIやテクノロジーに関する記事を紹介 実録:AIで描く漫画の実際 ~AIで今風の手描きっぽい漫画を作ってみる、「もうAIって人間と区別つかないよね……」 米研究者らがGPT-4などでチューリングテスト 結果は?、OpenAI、「最近、次世代モデルのトレーニングを開始した」、「AIと共存すべき」人気声優・梶裕貴 自身の声で自由にしゃべれるAIソフト発売へ 「たくさん悩んで」決断

出演者

ずんだもん
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要約:

「画像AI」の可能性と課題を検証する企画の第2回。今回は「AIで今風の手描きっぽい漫画を作ってみる」をテーマに、実際に制作した漫画「浦AI太郎」第2話を例に、その制作過程を解説する。

画像生成AIは様々な議論を呼んでいるが、日本の法律では使用が許可されており、無視することはできない。かといって全てを肯定するのも難しい。必要以上に恐れず、実際に何ができるのかを具体的に検証することが大切だ。

前回は「AIで漫画を作ってみる」の基本を解説。今回は、その応用編として「今風の手描きっぽい漫画」の制作に焦点を当てている。

「浦AI太郎」第2話では、GPUの選択をテーマに、AIによる漫画制作を行っている。画像AIの使い方や、具体的な制作過程を説明している。

この記事では、AI漫画の制作過程を、AIによる下描き、キャラクターのポーズや構図の調整、背景や効果線の追加など、各工程ごとに詳しく解説している。また、AIによる漫画制作のメリットや注意点なども紹介。

最後に、画像AIの使い方や、実際に使ってみて分かったこと、今後の展望などについてまとめている。

要約: 米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者らが、AIが人間と区別がつかないレベルに達しているかを検証するため、チューリングテストを実施。実験では、参加者500人がELIZA、GPT-3.5、GPT-4、人間の4者とテキストチャットで5分間会話し、相手が人間かAIかを判定した。結果、GPT-4は54%、GPT-3.5は50%の確率で人間と判定され、古典的なAIのELIZA(22%)を上回った。一方、人間は67%の確率で人間と判定された。

判定者は、言語的スタイル(スペル、文法、語調など)や社会的・感情的要因(ユーモアのセンス、人格など)を重視し、AIと人間を見分けようとしていた。AIだと判定した理由には「わざとらしい人格を演じている」「個性に欠けている」などが挙げられ、人間だと判定された理由には「人間らしい言葉遣い」「もっともらしい受け答え」などが挙げられた。年齢が高いほど判定の正解率が下がる傾向も見られた。

この結果は、AIが人間に近いレベルで会話できることを示しており、AI技術の進歩を実感させるものとなった。

要約:

今回は、AIを使って今風の手描きっぽい漫画を描く試みを紹介する。漫画のシナリオは「兎と亀」をベースに、GPU購入の話にする。

画像AIモデルとしては、SDXLアニメ系モデル、Novel AI、niji・journeyが今風の漫画絵を生成するのに適している。一方、第1回で使用したDALL・E3はプロンプト通りに生成できるが、絵柄に古さがあるため今回のテーマには向かない。Midjourneyとniji・journeyは画力も構図力も高いが、プロンプトに含めなくても版権デザインが紛れ込みやすいという欠点がある。特に商業利用ではリスクが高いため、これらのモデルは使用しない。

今回は商用可能ライセンスの今風の絵が出せるSDXLアニメ系AIモデル複数を使い分けることに決定。また、LoRA(大規模な画像生成AIに追加学習した分のみの画風・デザインの絵を生成できる技術)を使って、キャラをSDXLで安定して生成する。浦AI太郎と亀のLoRAを作成し、白黒画像のみで学習することで、油絵の画風を反映させずに生成できるようにした。LoRAは悪いイメージがあるかもしれないが、正しく使えばAIの安全な運用を助けてくれる便利な技術である。自分の絵のみで学習したLoRAを使えば、著作権を侵害する恐れのある絵が生成される確率が大幅に減るだろう。

次に、漫画に使う画像を生成していく。

要約: 米国の人工知能(AI)開発企業OpenAIは、公式ブログにて次世代モデルのトレーニング着手を発表した。同社CEOのサム・アルトマン氏は、AGI(Artificial General Intelligence:汎用人工知能)を「一般的に人間より賢いAIシステム」と定義している。AGI開発の進捗により、「世界に深刻な害を及ぼす可能性」もあると語る。次世代モデルの詳細は明かされていないが、トレーニングの結果として得られるシステムがAGIへの道のりで重要な役割を果たすことに期待を寄せている。また、OpenAIは同時に安全およびセキュリティ委員会の設立も発表し、次世代モデルを含むプロジェクトの安全性とセキュリティに関する決定をサポートしていくとしている。同社は、機能と安全性の両面で業界をリードするモデルを提供できることを目指している。

要約: 人気声優の梶裕貴さんが、自身の声で自由に話せる音声合成ソフト「CeVIO AI 梵そよぎ トークボイス」の発売を発表しました。最近、AIを使った声優の声の無断再現が問題となる中、梶さんは「AIと敵対するのではなく、共存すべき」と考えて開発を決断。クラウドファンディングで応援を募るキャラクタープロジェクト「そよぎフラクタル」の一環として、歌声合成ソフト「ソングボイス」とともにトークボイスの開発を進めます。梶さんは「AI技術自体に善悪はない」とした上で、「声優業界の第一線を走る自分の声のソフト化は、声優のあり方やAIの正しい使い方、クリエイターの自由なモノづくりに貢献する」と意気込みを語ります。ソフトで合成した音声は個人や同人サークルの幅広い用途での利用を許諾する方針で、二次創作ガイドラインも整備中。梶さんは「梵そよぎ」プロジェクトを通して、アニメ・声優業界への恩返しや、クリエイターが自由に創作できる環境づくりを目指しています。

(株式会社ずんだもんは架空の登場組織です)